
生まれた時から先天性の骨格異常などが原因で、どうすることもできないO脚という人は存在します。
O脚の原因の大半は生活習慣
しかし、O脚で悩んでいる人の大半は、毎日の生活習慣や癖などによって少しずつ真っすぐの足が湾曲し、気が付いた時には足がアーチを描いてO脚になってしまったのではないでしょうか。
しかし、知らないうちに骨盤が開いてO脚になってしまった場合には、何をどんな風に改善すればよいのかも分からないことが多いですし、知らない間にどんどんO脚が進行して、悩みやコンプレックスになってしまうことも少なくないのです。
病院でのO脚治療は整形外科
O脚で悩んでいる人の中には、整形外科を受診して治療を受けたいという人もたくさんいます。
O脚の度合いや日常生活にどのぐらいの支障が出ているのかによって治療方針が決まりますが、長い年月をかけて少しずつ進行したO脚を治すためには、やはり同じくらいの年月がかかってしまうことは、あらかじめ理解しておいた方が良いでしょう。
病院を受診すると、カイロプラクティックでの治療を勧められたり、場合によってはオステオパシーという治療法を勧められる場合があります。
手術は最終的な方法
しかし、どのような場合でも手術可能というわけではありませんし、後天的な原因で足が湾曲している場合には、生活習慣を見直すようにとアドバイスを受けることが多いので、手術という治療法は最終的な手段と考えたほうが良いでしょう。
病院で治療を受ける場合には、正しい方法で治療をしてもらえるので、続けることで確実な効果が期待できるというメリットがあります。
O脚で手術が必要なのはどんな時?


通常の場合、「O脚で悩んでいる」程度では、手術を行うことはありません。
日常生活で姿勢や座り方などを少し見直すことによって自然に矯正するような治療法が選択されます。
日常生活に支障が出ている場合
しかし、O脚の度合いがひどい場合には、足の彎曲が日常生活に支障をきたしてしまう場合もあり、歩いたり走ったりすると膝が痛くなって体を動かすこともままならない状態になってしまったり、体の重心がずれてしまうことによって膝や腰が痛くなるという場合もあります。
O脚矯正の手術とは
O脚矯正の手術は、高位脛骨骨切術と呼ばれるもので、脛の部分の高い位置で骨を切断し、正常な状態へと位置を調整する術式となります。
骨を切る手術なので回復までには時間がかかりますし、骨折と同じ状態になるので、ギブスをはめてリハビリをするなど、手術後の通院の回数も多くなります。
もちろん、医師の指示通り安静にしていれば、術後には痛みなども自然に収まりますし、社会復帰できる2,3か月の間に足もまっすぐになるというメリットはあります。
仕事をしている人にとっては、ギブスをはめて歩けない状態で出社することは難しいですから、長期間のお休みが必要になることは理解しておいた方が良いかもしれません。
O脚での手術はかなりのレアケース
また、手術だけでなくリハビリなどにも費用がかかりますから、コスト的にはかなり高くなる治療法となります。
骨を切る手術を行う場合には、医師の経験や技術力によって手術結果にも大きな影響が出ます。
O脚を矯正できるというメリットがある手術ですが、O脚の悩みを解決するための選択肢としては非常に珍しい術式ですし、医師の経験や技術力によっては満足できない結果になってしまうことも十分に考えられます。



そのため、手術と言う方法でO脚を矯正する場合には、たくさんの症例数を経験している熟練した医師のいる病院を選ぶようにしましょう。
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